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「インター・ステラー」を観て相対性理論をもう一回勉強してみようと思った話(ネタバレも)

「メメント」「ダークナイト」「インセプション」といった私の大好きな映画の監督であるクリストファー・ノーランの最新作である「インター・ステラー」が公開されました。ちょうど時間が取れたので11月22日の公開日に観てきました。

映画館は立川のシネマシティ。有料会員なのでネットで席を予約して観に行けます。平日だと入場料が1,000円(土日祝は1,300円)だったりとよく映画を見るのであればお得だったりもします。

父と娘の絆のはなし、だけじゃなく・・・

「インター・ステラー」は「父と娘の絆」がテーマとして宣伝されていて、まぁそうなのですが、基本的にはがっつりSFです。

相対性理論とか量子論とか宇宙の話満載です。SF好きであれば、169分の長丁場を存分に楽しむことができますが、この辺にアレルギーがあると退屈に感じるかもしれません。

「メメント」や「インセプション」でもそうでしたが、「インター・ステラー」でも「時間」の使い方がうまいなと思わされます。宇宙に出て行った父ちゃんは娘よりも時間の流れがゆっくりになるため、時間の長さが同じではありません。

ブラックホールの特異点で、宇宙に出発した時の自分と同じ年齢になった娘に合図を送る父。コロニーで再会を果たした時にはすでに老いていて死の淵にいる娘。父にとっては短い時間でも地球では100年くらい経ってしまっているわけです。

最後に父ちゃんはまた旅に出なければならなくなるのですが、その前に、娘から「父に娘が看取られるわけにはいかない」と部屋から追い出されます。娘の心からの言葉ではないのはわかりますが、再出発する父は孤独なヒーローな感じがして泣けました。

知っておきたい相対性理論について

「速く動いている場合、遅く動いているのに比べると時間の流れがゆっくりになる」っていうことくらいは知っておいて映画を見るのがいいでしょう。

「インター・ステラー」では、父ちゃんは宇宙空間をすっげー高速で移動しているため、娘よりも時間がゆっくり経過していきます。だから老いていくのが娘の方が早いわけです。

まあ、僕も全然わかってはいないのですが・・・

ただ、相対性理論や量子論はことあるごとに勉強したいと思っていて、先生の「量子論を楽しむ本」と「相対性理論を楽しむ本」くらいは読んだことはあります。わかりやすいと評判の入門書ですが、それでも文系まっしぐらだった私には理解できないことばかりでした。

でも、これを機にもう一度だけ挑戦してみようかなと、そんなことも思わされた作品でした。

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