僕の好きな作品の一つでもある攻殻機動隊がハリウッドで映画化されるようで、主演の草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンが決まったというニュースを見て、どんな感じなもんかと、リュック・ベッソン監督の「LUCY」を観ました。
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久しぶりに見たリュック・ベッソン映画
「グランブルー」「レオン」とか初期のリュック・ベッソン作品は好きですが、「フィフス・エレメント」以降はほぼ覚えていません。ストーリーに無理があったなー、という印象だけです。
監督作品って他にあるのかな?プロデュースしている作品は多いような気もします。いずれにしろ、それほど詳しくは知りません。
使われていない脳の領域を開放するとどうなるか?
人間の脳の機能は10%未満しか使われていないというのは古くから言われていることで、眠っているこの機能が解放されると人間はどうなるのか、というのが「LUCY」のポイントになっています。
LUCYの脳の覚醒する領域が広がることに力が身に付き、超能力者になっていきます。覚醒するごとに自分の力が増していくというのはわかりますが、念じることで相手の持っているピストルの弾を抜いたり、相手を宙に浮かばせることができるようになるというのは、理解不能でした。
最後は、体の形態が変形して、コンピューターになって、ネット接続して、体は消滅して、観念的な存在になるっていう感じでした(眠くなってしまったのであいまいです)。
草薙素子がスカーレット・ヨハンソンでいいのか?
「日系人(アジア系人)がやるべきじゃない?」っていう意見もあるようですが、恐らくハリウッド版の攻殻機動隊は日本で生まれたものとは別物になると思うので、そういう意味ではスカーレット・ヨハンソンが合っているのではないでしょうか。草薙素子が白人だったらあんな感じだと思います。
メスゴリラっぽい感じしますよね?スカーレット・ヨハンソンって。
「LUCY」と「攻殻機動隊」の共通点
ハリウッドでどんな攻殻機動隊を作るのかはわかりませんが、日本版の最初の「攻殻機動隊」では、人間の記憶や人格など(ゴースト)が肉体を離れて外部記憶装置に移されたとしても、人は人であるか、というのがテーマだったと思います。草薙素子のゴーストは最後は肉体を捨て、ネット世界に行ってしまうわけで、この辺「LUCY」も共通している印象です。
ただ、そこまでの経緯は全然異なっていて、「LUCY」で脳が覚醒して、その結果、観念だけの存在になってしまうというのは、やはり設定として無理がある気がします。
ハリウッド版の「攻殻機動隊」への不安と不安
「ゴジラ」や「ドラゴンボール」でひどい目に遭っているわけで「攻殻機動隊」も不安しかありません。「AKIRA」みたいに作ってるんだか作ってないんだかわからない状態になってしまっているのもあるし・・・。
スカーレット・ヨハンソンがいろんなものをぶっ壊すだけのSFアクション映画にならないことを祈っています。
まぁ、それはそれで楽しめそうですが。