健康のこと

花粉症の注射治療で副作用のあった人の体験談

注射を打つことで花粉症を治療できる?

花粉症の治療のためにはわらにもすがりたいという人がいます。いろいろな治療をしても効果が得られないという人は本当にどうしたら良いかわからないと思います。僕はまだ薬が効くので、なんとかなりますが、ひどかったときの症状を思い出すと、あれが、ずっと続くということを考えるとゾッとします。

花粉症の対策として、一番ポピュラーなのは薬による治療でしょう。病院に行っても通常は薬が処方されると思います。アレグラやそのジェネリックが多いです。加えて、目薬と点鼻薬も処方されるというのが多いのではないでしょうか。

ただ、ただそれらが効かない場合、どうすればいいのでしょうか?花粉症の治療でレーザーや注射の治療というのが出てきます。

注射での花粉治療の場合、幾つかの種類がありますが、ステロイド系の注射は副作用の話をチラホラ聞きます。今回はステロイド系の注射治療で、ちょっと大変な目にあってしまった方の話です。

Aさんの花粉症の注射治療の体験談

花粉症の注射治療をすることになった経緯

田舎育ちの私は花粉症とは無縁だと思っていました。ところが2000年春、突然やってきました。もちろん初めてですので、こんなにつらいものだと思っていませんでした。

朝、ベッドから起き上がろうとすると鼻水が垂れてきて、ティッシュを取ろうとするけれど、間に合いません。横になっていても垂れてくるし、詰まることもあり、鼻では呼吸ができません。眼はかゆくて市販の目薬で対処しましたが追い付かず、寝ている間に掻いてしまって、目覚めると目は腫れ上がり真っ赤です。

ホテルで接客をしておりましたので、見た目は酷いし、話していてもクシャミは止まらなくなるし、鼻水は止まらいし・・・。なんとか症状を止めたいと思って近くの内科へ診察へ行きました。

花粉症を注射治療した結果は?

本来なら耳鼻科へ行くべきなのですが、遠かったのと時間がなかったので、内科へ行ったのですが、これが失敗の始まりでした。内科で診察を受けた時にあまりにも辛かったので、どうにかして症状を治めたいとお願いしました。

そこで勧められたのが注射です。

びっくりするほどの効き目で、病院から帰る車の中で症状が消えました。これは注射の効果で最高の治療をしたと思っていまた。が、生理の出血が1ヶ月半止まりません。貧血でフラフラになり、産婦人科の門をたたきました。

まさか花粉症の注射が原因だとは思っていませんでしたが、先生から言われたのはホルモンにも影響するほどの強力な注射だったそうです。止血の薬を処方され、二度と専門外の病院で治療をしないよう指導されました。

翌年ももちろん、症状が出ました。耳鼻科へ診察へ行き、注射と投薬の治療となりました。内科で受けた注射ほどの効果は得られませんでした。この1シーズンはこの治療で我慢しましたが、正直、納得はできませんでした。症状は軽減しましたが、つらかったです。

翌年からの治療方法を確立できないまま、2年目は経過しました。3年目は病院を変え、どうするのが1番良いのか相談をしながら、治療を進めました。今回の先生は注射を勧めませんでした。1月末から薬の効果を貯蓄するという方法です。症状が出る前から投薬をはじめ、症状を出づらくするというものでした。3年目は間に合わなかったため、4年目は1月末から投薬をはじめました。効果はあったと感じています。

そんな矢先引っ越しで、この病院に通うことが困難となりました。引っ越し先で勧められた治療は症状が、出る前の投薬(前回の投薬と同じ)と点鼻薬です。私にはこの点鼻薬が効きました。ナゾネックスという点鼻薬です。安くはないですが、効果大です。5年目からの治療はいまだに継続中です。

これから花粉症の注射治療を受ける人へのアドバイス

自分に合った治療に出会えるまでに時間はかかりましたが、注射だけが良いとは思えません。花粉症デビューはキツイですが、自分に合った治療を模索しながら、付き合っていきましょう。

ステロイド系の注射の副作用

ご本人はステロイド系とはおっしゃっていませんが、生理不順の症状からステロイド系の注射だったのではないかと判断できます。ステロイド系の注射は強い副作用があり、耳鼻科医は花粉症の治療では使うことは稀なようです。Aさんのケースでも処方したのは内科医だったとのこと。ステロイド系の注射の話があったら、効果は絶大ですが、副作用が強いので、よく考えるべきかもしれません。

実際に報告がある副作用としては、

  • 生理不順
  • ホルモンバランスの崩れ
  • 免疫力低下及び感染症の誘発
  • 精神疾患
  • 骨粗低下
  • 胃潰瘍
  • 肥満
  • 緑内障
  • 血糖値の上昇

などがあります。Aさんの場合は、生理で出血が止まらないという症状でしたね。どうしても花粉が辛いという人にとっては最後の手段になるのかもしれませんが、安易には手を出せない治療方法だというのが正直な感想です。

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