子どもの百日咳ってどんな症状?どのように対応するべき?

お子様が百日咳にかかってしまった際の状況をお二人から伺うことができましたので紹介します。百日咳は初期段階では気付きにくいこともあるようです。単なる風邪と最初は診断されたとしても、せきの症状が治まらないようであれば、百日咳を疑うべきかもしれません。

子どもが百日咳にかかった方の体験談

Oさんの体験談

お子様が百日咳で発症した症状

短く激しい咳が連発しました。百日咳のウイルスに感染すると通常7日間ほどの潜伏期間のあとに次のような経過で症状が現れます。なお、大人の場合は子どもよりも症状が軽く治まる傾向にあります。

・カタル期(約2週間)…鼻水や咳など、軽いかぜのような症状が現れ次第に咳の回数が増えていきます。カタル期の初期がもっとも感染力が強いです。鼻水も出て、最初は百日咳と気づきにくいです。

・痙咳期(2~3週間)…短く激しい咳が連続して起こった後、ヒューという音を伴いながら苦しそうに息を吸う咳発作を繰り返します。夜間に咳が多く出て咳以外の症状は出ず、熱も出ず、顔が赤くなり目の充血や鼻血を伴います。息のしにくさで顔が真っ青になることもあります。

生後6ヶ月以下の赤ちゃんだと無呼吸発作に陥って重篤になることもあります。また、百日咳によって脳症が起こった場合は赤ちゃんの脳に障害が残る恐れがあります。

・回復期…痙咳期が落ち着いた後の時期で、冷たい空気を吸ったりしたときなどに咳が出ることもあります。咳発作がおさまるにつれて菌は排出されますが、百日咳の毒素はしばらく体内に残るので治療しない場合は咳がおさまるまで通常2,3ヶ月掛かります。

どのような対応をしましたか(病院で指示された治療方法など)

放置よりも断然投薬治療のほうがいいと聞いたのですぐに病院に子どもを連れて行きました。また、薬剤師から投薬治療とともに咳で体力を消耗するので水分もしっかりと摂取するようにと教わりました。咳が出ていても食事をしやすいように塩分や塩コショウの利いた料理は咳をあおるので避けて、なめらかで食べやすい料理に重点を置いて栄養を摂取させました。子どもの場合は免疫力が大人よりもないので大半のケースでは入院して治療をするようです。

その結果、お子様はどんな様子になりましたか(経過やどれくらいの期間で回復したかなど)

子どもは入院するまでのカタル期にあたる時期はのどのとおりがいい料理を食べさせていました。結局のところ、子どもはしばらく入院していました。子どもにとってははじめての入院なので寂しくならないようなるべく顔を出しつつ症状の具合を先生に聞いていました。

最終的に退院できたのでよかったのですが、熱の症状があったりしたらもっと子どもにとっては辛い状態になったのではないかと思います。

予防やアドバイスなどがあればお聞かせください

いつごろは流行らずいつごろから流行るという傾向ははっきりとしたものはなく通年警戒しないといけないので今まで以上にうがい・手洗いを子どもにさせています。

Eさんの体験談

お子様が百日咳で発症した症状

長女が4年生になる前の春休みでした。初めは風邪のような症状から始まり、鼻水が少しではじめて、のどが痛くなりました。ひどくならないうちにと、かかりつけの小児科で診てもらいました。娘は咳が出ると止まりにくいので、風邪をひくとすぐに病院に連れていきます。一度、検査をしていただいたのですが、アレルギー反応はありませんでした。喘息の診断もなかったのです。その日は「風邪でしょう。」ということで、家でゆっくりしていました。5日分の薬を飲み終えないうちに咳がでました。痰の絡まない乾いた咳で、だんだん、一回の咳がコンコンと、連続くして続くようになり、少し熱がありました。真っ赤な顔をして吐き切る様な変な咳が続き、娘は背中をエビのように丸めて、時折息を吸いながら体をのばしてまた、咳をするのです。寝たと思ったらまた起こるという風に繰り返されるのでした。

どのような対応をしましたか(病院で指示された治療方法など)

「百日咳かもしれません。」との診断でした。咳止めのリン酸コデインと、抗生剤、ホクナリンテープを増やしてくださいました。しかし、なかなか咳は止まらず、見ていられなくなり、もう一度連れて行ったときには吸入をしてくださいました。咳でのどが渇くので水分をこまめにとること、あまり冷たいものは喉を刺激するので少しぬるくなってから与える、マスクをすると楽になること、部屋の空気の温度が高いと、乾燥してむせるので、換気するように、との指示でした。リン酸コデインは便が硬くなるので、便秘に気を付けてくださいとのことでした。

その結果、お子様はどんな様子になりましたか(経過やどれくらいの期間で回復したかなど)

先生から学校に行ってもいいとのことで行かせましたが、がらがらの声になって帰ってくる娘がかわいそうでした。しかし、3週間くらいしてからだんだんと咳は楽になり、元気になりました。それから、風邪をひいたり、特にインフルエンザのときには、以前よりきつい咳をするようになりました。吸入も必要になり、シングレアやクラリチンの抗アレルギー薬が処方されるようになりました。喘息との診断もありましたが、普段はお薬を何も飲ます、風邪をひいたときだけ飲みました。1年ごとに良くなり、高校生になった時には元気になりました。風邪すらめったにひかなくなり、雨の日も雪の降る日も、自転車で通学しています。

予防やアドバイスなどがあればお聞かせください

百日咳は、かかることで、もともと気管の弱い人は喘息になることがあります。痰の絡まない、からからの咳が長く続くようなら、マイコプラズマか、百日咳の疑いもあります。咳喘息ならアレルギーがなくても発作は起こります。感染症は他の病気を引き起こすこともあるので早めの診察が大切です。