前回、宮之浦岳~縄文杉~荒川登山口まで縦走したことを記事にしました。それからずいぶん時間が経ってしまいましたが、屋久島のほかの場所もいろいろ観光してきたのでご報告がてら記事にしてみます。
宮之浦岳はただひたすらしんどく修行のようでしたが、観光はレンタカーを借りての移動にしたので、楽ちんでひたすた楽しめました。
3日目からの宿泊先は「まんてん」
屋久島みたいなところだと「民宿に泊まるべし!」みたいな人もいるかもしれませんが、僕らは温泉のついている空港そばの宿の「まんてん」にお世話になりました。ここに2泊しています。敷地がとても広く、部屋から食事の場所まで結構離れていて、前日までの登山で全身筋肉痛の我々は移動に難儀しましたが、すごくきれいで温泉も広くて立派な宿でした。
食事も豪華でトビウオの唐揚げなんかもいただけました。
まんてんはレンタカー屋さんもやっており、受付でお願いすれば、玄関先に車を用意してもらえます。いちいちレンタカー屋さんまで行かないでいいので便利です。
車は日産デイズ。これに乗って屋久島をほぼ一周してきました。
苔、こけ、コケの白谷雲水郷
まずは白谷雲水郷を目指します。本当は、3日目に縄文杉を見て、白谷雲水郷へ抜ける予定だったのですが、体力的な限界を感じて荒川登山口へ抜けました。
そのため、白谷雲水郷には足を踏み入れていなかったので、「少しだけでも」という思いから車で向かうことに。白谷雲水郷は「もののけ姫」のモデルになったと言われている場所で苔の森になっています。
ちょっと足を踏み入れただけでこんな感じ。マイナスイオンがあふれてそうです。
オニクラマゴケ。
本当は苔むす森の奥深くまで行きたいところですが、激しい筋肉痛なので断念。プラプラして写真撮って引き返します。
「潮騒」で唐揚げ定食
白谷雲水郷を後にして、お昼は地元で人気の「潮騒」へ。地のものへの羨望もありましたが、宿でもいただけるということで、ここでは唐揚げ定食をチョイス。ちなみに奥さんは海老フライ定食。ちょっと一息って感じでした。
甘酸っぱいタレが掛かった唐揚げはおいしかったです。
屋久島の滝めぐり
そして、屋久島の滝めぐりです。屋久島には有名な滝がふたつあります。
大川の滝。大川と書いて「おおこ」と読みます。落差88メートルの瀑布のすぐそばまで寄れるので、すごい迫力を感じられます。ちょうど虹も出て、すごく印象に残りました。この規模の滝にこれだけ近寄れるってことはあまりないのではないでしょうか。
千尋の滝です。「せんぴろ」と読みます。こちらは近くまで寄れないので、あまり迫力を感じません。時間的にどちらかしか行けないのであれば、大川の滝がオススメです。
他にも永田浜とか平内海中温泉とかも行きたかったのですが、時間の都合で断念。グルッと島一周ができれば、大川の滝から永田浜とか行けたんですけどね。残念でした。
さようなら、屋久島
最終日は、朝早めの飛行機で鹿児島へ。経由して羽田へ。屋久島空港では高校生同士のケンカが発生したりと落ち着きませんでしたが、無事に帰宅できました。
屋久島のおみやげ事情
僕のような酒飲みだと、屋久島と言えば芋焼酎です。「三岳」など有名な芋焼酎が屋久島にはあります。
島で売ってるワンカップ三岳。おみやげにちょうどいいサイズ。
こうした屋久島の芋焼酎はお土産屋さんで売っていますが、買うなら地元のスーパーやドラッグストアで買うようにしましょう。2/3くらいの価格で購入できます。僕らはお土産屋さんで買って失敗しました。
屋久島旅行のまとめ
ものすごく内容の濃い屋久島の旅でした。宮之浦岳は本当に大変で、うちの奥さんは「山はもう引退する!」と引退宣言をなさっていました。
宮之浦岳はそんなに行く人はいないでしょうが、縄文杉も結構な距離があります。この辺に行くのであれば少し覚悟が必要でしょう。ただ、他はレンタカーを借りれば、まるっと観光できてしまいますし、バスでも色々まわれます。
島の人もいい人が多く、まんてんではレンタカーの時間をおまけしてもらったり、路線バスでは運賃をまけてもらったり、お土産屋さんではあれやこれや食べさせてもらったりしました。
すぐにとは言わないまでも、またいつかは行ってみたいところではありますね。